Tricolore Universe
BLACKCIRCLE::DRAINFLOW
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PSYLINE 2010.01.28
所属:統一国家連合議会軍 製造:A.G.インダストリー
サイラインはここまで仕上げるのには他のデザインと比較してデッサンに時間をかけた記憶があり、多少はカリスマ性のあるデザインになったのではないかと思う。
ブレオス製TUの特徴である“拳銃を模した胴体”に最後の最後まで気が付かず、撃鉄をデザインに盛り込んでいないために諸兄に迷惑をかけたのは痛恨であった。
この機体を仕上げる際に一番苦労したのは円筒形の胸部デザイン。中心から左右に向かって直径を大きくするデザインを得るまでに色々試行錯誤を繰り返した。ただそのあおりで肩アーマーが不恰好になってしまった。
ヴァッサゴ氏に優れた設定を作って頂いたので転載させていただく。ありがとうございます。 ▼
RE:540年代における議会軍の主力TU群、PSYシリーズの第一弾。
A.G.インダストリーがツィンペリアルに替わるハイエンドTUとして開発したもので、革新的な技術が多く盛り込まれている。
最大の特徴は動力源としてH4フラクター、すなわち第四世代型ハイトニックフラクターを採用していることで、これにより消費電力の大きい次世代型の武器や推進器を余裕を持って作動させられる。
頭部は第一世代型における「撃鉄」に相当し、起動時やリミッタ解除時などにそれらしき挙動を確認できる。
H4フラクターを始め枢要な部分をプレオス系技術者が開発しており、開発段階での俗称はかつてのプレオス軍TUオータムの脚韻を踏んだ「ツィタム」であった。
しかし、RE:538のバルテア侵攻が悪行として報道されて以来、ツィンペリアルなどのTSYシリーズのイメージ低下が著しく、これを憂慮した上層部の政治的判断によってPSYシリーズ第一弾「サイライン」と名づけられた。
H4フラクターの燃料再充填や保守には専用設備を必要とし、また小型軽量化と熱的安定化の代償として従来型に比べて補給頻度が高い欠点があるため、PSYシリーズ対応の基地、母艦、補給車両などとセットでの運用が前提となっている。
したがって敵対国やテロリスト、傭兵などが何らかの手段でPSYシリーズを手にいれ、なおかつ厳重なセキュリティを突破したとしても、継続的な運用は不可能である。
特に傭兵が組織を拡大し正規軍と同等に幅を利かせる事態はRE:530年代にかなり深刻化しており、議会がPSYシリーズで生産・運用コストの高騰を許容したのも、傭兵の最新兵器運用を阻害しその影響力を抑えようとする戦略的思惑があったともされる。
本来はRE:539からの配備の予定であったが、新採用の荷電粒子誘導スラスタの生産に躓き、議会軍の配備計画は一年の遅延を余儀なくされた。
この生産技術の問題はなかなか抜本的な解決を見ず、宇宙用として再設計されたサイラインLV2においては、量産計画遵守のため荷電粒子誘導スラスタが本体からオミットされることになる。
PSYφ(サイファイ)【ボツ】 2010.01.30
次世代コンセプトのシンボルと映ったリング状のパーツを目立つように配し、少しエキセントリックな印象を加えてみた。描いた当時はTU世界には無いようなものを念頭においていた。やはり他氏のTUとはやや離れた傾向のデザインであったため、最終的にはボツとさせていただいた。
PSYCOZZIE 2010.02.20
所属:統一国家連合議会軍 製造:A.G.インダストリー
コストが高騰した汎用プレミアムなサイラインを補うため、局地戦用にPSYLINE LVシリーズが開発された。LV2“サイコジ”は局地戦用サイラインの一つ、宇宙・低重力環境向けに作られた。
左は“メドゥーサ”、右は“ステンノ”。これらはサイコジのカスタムモデルである(特務部隊PISS所属)。
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情報・狙撃・偵察特務部隊 PISS(Party of Information Snipe Scout)は、情報に重点を置いた戦術部隊。
3機のTU及び支援部隊で構成された独立性の高い部隊で、軍司令部直下の指揮系統に組み込まれている。
TU及びパイロットに開発中の脳結線システムが導入されており、運用試験も兼ねている。
サイラインLV2R//メドゥーサ PSYLINE Limited Variant 2 Recon "PSYCOZZIE" // Ex. PISS "Medousa"
パイロット:シュライク・オオミセノ(長女)
PISSの主軸TU。情報収集・管制誘導・索敵・照準・戦闘指揮を担う。
優れたレーダー,電子戦装備を誇る。サイラインLV2十数機分の製造・維持コストが祟りまだ量産化に至っていない。
サイライン//エウリュアレ PSYLINE // Ex. PISS "Euryale"
パイロット:イーグレット・オオミセノ(次女)
メドゥーサの護衛、及び狙撃を担う。
基本は量産機(ツィタム)と変わらないが、脳結線システムが
追加されている。関節系及び重心のブレ精度が量産機に比べ桁違いであり、維持コストがそれなりに高い。
サイラインLV2//ステンノ PSYLINE Limited Variant 2 "PSYCOZZIE" // Ex. PISS "Stheno"
パイロット:クロウ・オオミセノ(三女)
メドゥーサの護衛、及び格闘、その他支援を担う。
基本は量産機(ツィタムLV2)と変わらないが、脳結線システムが追加されている。
用途とパイロットの気質が原因で、頻繁に損壊・交機が行われているため実質的コストは高い。
オオミセノ三姉妹は脳結線システムにより表層意識の一部が連結しているため、
連携戦術に極めて長けている。
三人のパイロットは共に容姿端麗ながら口が悪く、作戦中に至っては指揮官を蒼ざめさせる程の罵詈雑言を飛び交わすことでも有名。
友軍からは“地獄舌部隊”“フレームパーティー”などと呼ばれている。
Euryale 2010.02.20
所属:統一国家連合議会軍 製造:A.G.インダストリー
特務部隊PISS所属のエウリュアレはサイラインを狙撃用にカスタマイズした機体。何故ベースをサイコジにしなかったかというと、一つは信頼性の問題。サイラインはサイコジより前に登場し、深刻な問題は既にFixされている点。
もう一つは部品選別上の都合。長距離狙撃のため各部品は桁違いの精度が要求されるのだが、専用に製造するとなるとコストが暴騰するのは明らか。そこで大量生産しているサイラインのパーツの中から特に工作精度の高いものを選別して使っているのだ。
PSYLINE LV3【ボツ】2010.02.28
ヴァッサゴ氏のサイライン量産型提案のデザインを取り込んで、LV2で失ったサイライン的風味を取り戻そうと試行したデザインだったが、いかんせんツメが甘かったようで評判は芳しくなかった。
サイラインLV3は地上用防水タイプとしてコンセプトを新たにして再起させようと思っている。
ZUMAME 2010.03.21
所属:ケダプール条約機構条約軍 製造:不明
キャスクとキャスケットにインスパイヤされて描いたもの。
頭部は戦車のキューポラからの連想。ただの円筒形では間が悪いのでジグザグのチューブアイを書き入れたが、機体名「ズマメ」の元となっている(稲妻目→ズマメ)。
この機体は宇宙・低重力環境専用で、基地拠点に配備された邀撃機を想定している。ロケットノズルを多目に描き入れているのも邀撃機の即応能力を表現するため。ズマメは運動性能を上げる目的で航続距離を犠牲にして小型化を図っているため、サイラインに比べて一回り小さい。
Class GRAIAI 2010.04.01
所属:統一国家連合議会軍 製造:A.G.インダストリー
TU設定まとめサイトに軍艦の設定があって、“戦術単位配置支援艦”なるクラス定義がされている。議会軍のリストが寂しかったので、一つ描いてみようと思ったのがこれ。
既存の宇宙戦艦を参考にしながら判りやすく纏めてみた。PISS母艦カラーと同型艦カラーを試した。
設定の一部~火器規制~については異論を受けているところである。 ▼
グライアイ級
540年代にA.G.I.が新造したオルファイス級規模のTUDS(Tactical Unit Deploy Starship;戦術単位配置支援艦)。
信託軍の脅威に危機感を持った議会軍は、火器規制の有名無実化に嵩じて大出力リニアガンを装備したグライアイ級を建造した。
グライアイ級一番艦<ペプレド>は539年に艤装が完了、翌年に能力試験実施後、議会軍に正式登録された。
三番艦までは以下のスケジュールで軍登録された。
540年 ペプレド
542年 エニュオ
544年 デイノ(PISS母艦)
グライアイ級は遊撃作戦を目的としているため航続距離が長く、反面、兵装の充実においては重要とされていない。
TU搭載数もサイライン三機と、オルファイス級よりも少数となっている。
グライアイ級は純航宙艦で大気圏突入能力は無い。
ちなみに艦橋部に補助推進機関はあるが、分離航行は不可能。
エニュオは試験航行中にワームホールの虹事件に関与したと噂されているが、詳細は不明。
Class OLFAIS Type E 2010.05.09
所属:統一国家連合議会軍 製造:イブセ重工
TU設定まとめサイトにあったオルファイス級を描いてみたもの。銀英伝にならないようにと気をつけながらのデザインであった。
艦体中央部の円は重力区画。それを挟むように逆噴射ロケットを置いた。4つの羽根条の先に姿勢制御ロケット。
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オルファイス級E型(Class Olfais Type E)。
議会軍のTUDS(Tactical Unit Deploy Starship;戦術単位配置支援艦)。
510年ネームシップ「オルファイス」竣工。全長180m。イブセ重工製。
機動性とコストパフォーマンスの良さから、長年改良されつつ第一線で活躍している。
最新型(E)はTUを5機まで格納可能。艦首と上部に大型ハッチを設け、TUの発着を容易にしている。
固定武装はレーザートゥランケル一門。旧型(A~D)は上部ハッチの代わりに更に一門装備している。
大型の姿勢制御スラスターと逆噴射用ロケットモーターを備え、運動性能はTUDSトップクラス。
底面に送電・与圧プラグ付きマウンタを三器持つ。貨客コンテナ,地球往還機,ミサイルポッド等多用な機材が装着可能。
次期F型はマウンタを撤去して大出力リニアガン(グライアイ級と同型)を搭載する計画。
Class OLFAIS Type F / Type D with shuttle 2010.06.03
所属:統一国家連合議会軍 製造:イブセ重工
高コストのため議会から追加量産を却下されたグライアイの代替艦としてF型は建造された。型番は新しいのだが、実はC型に先行生産済みのリニアガンを搭載した改装艦である。TU搭載機数も3機に減少している。
D型は最も建造数の多い艦。E型と比べてTU運用に制限があるが、火力が評価されていて、まだまだ現役であろう。
ZHI-ZHU-DU 2010.06.15
所属:地球府 製造:不明(真静)
真静向けとして複腕についての検討を幾つか行った末に出来たデザイン。
先行したアイデアに引きずられる形でデザインを仕上げたのだが、真静のTUとしては異質なフォルムとなってしまったので、真静向けTUは新規に描き起すことにした。
そこでこいつは“地球かぶれ”開発者の暴走と新型採用競争を絡めたプロットをつけで、異色性を際立たせた地球府のTUにした。 ▼
ヅィヅュドゥ(zhi-zhu-du)。
ヅィヅュドゥ(zhi-zhu-du)は、ベネーノデ・アラニャとの開発競争に敗れ、数奇な運命の末に地球府所有となったTU。
レンガデラ・マリポーサ後継機の地位を巡って真静の二つの開発局が骨肉の争いを演じた。
ベネーノデ・アラニャ側は謀略を巡らし、ヅィヅュドゥ開発責任者の名誉を傷つけることに成功した。
その結果ベネーノデ・アラニャが採用されたばかりでなく、ヅィヅュドゥ開発責任者が咎人にまで貶められる事態にまで至った。
終にヅィヅュドゥ開発責任者は真静を見限り、ヅィヅュドゥを持参して議会軍に亡命する。もともと開発責任者は地球文化にある種の憧憬を持っていたため、亡命への躊躇はなかったという。
しかし当時真静と事を荒立てたくなかった議会軍は思わぬ珍客に戸惑い、亡命者の処遇を巡って混乱する。亡命を受け入れて真静と険悪になるわけにもいかず、かといって亡命者を引き渡せば連合議会の面目が潰れる。
そこで真静と水面下で厳しい交渉を行い、身柄を地球府に預けるというアクロバティックな解決策をもって一応の合意を得ることができた。
最終的にはヅィヅュドゥを真静からの友好の印として地球府に贈呈、開発責任者を整備員として無期限貸与とすることに落ち着いたのだった。
VENENODE ARANHA 2010.06.19
所属:真静信託軍 製造:不明
複腕検討の最終デザイン。幾つか考えた中でこれが最も独自性があると思うが、かなりやっつけで描いたので詰めの甘さはあるのは確かなところ。
ベネーノデ・アラニャは真静の部隊長が搭乗する地球作戦用TU。斥力シールドやイローダーランチャ装備など、同時期の他勢力のTUを凌駕するテクノロジを誇る。一対一でベネーノデ・アラニャに対峙できるTUはヅィヅュドゥのみといわれている。